「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


by toktokpng
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

古代エジプト展

d0023742_1034405.jpg
上野の東京都立美術館でやっています。
実は先週の土曜日にいったのですが、記事を書くのが一週間おくれになってしまいました。忙しさのせいというよりは、なかなか、雑感すらもまとまらなかったのです。

僕は数年前から、「虹色の輪と黄金の輪につつまれた地球」と言う文明への視点を構想しています。それについてきちんと論ずることはここではしませんが、概略を述べると、地球には赤道より少し上側をぐるりと一周まわる黄金の力の流れと、環大平洋の輪から同心円に広がる虹色の力の流れが循環しており、黄金の力はピラミッド型をした富と権勢による繁栄の幸せを、虹色の輪はどこまでも平等な個人と個人との交流から生まれる幸福感をもたらしてくれる。そのような霊的な流れが世界の文明形成に大きく寄与している。という考えです。

その黄金の流れにおいて、古代エジプトは源流をなすほどの重要な時間と場所として僕は捉えています。

そして、ニューギニアは虹色の流れにおいてその典型をなすほどに重要な場所で、この論において日本も重要な要素になってくるのですが、それはここでは割愛します。

その古代エジプトの文物がおおくルーブルと大英博物館に収められているのですが、数年前の「四大文明展」の時には大英博のものが多く来日し、今回はルーブルのコレクションの来日となりました。

今回、どうしても見に行きたかったのは黄金の流れの原点とも言えるエジプトにおいて、彼らがどのように最高神をもとめ、どのように神の意志を表そうとしていたかなのです。

その視点で見ていったときにどのような世界がみえるか、それが楽しみだったのですが。

とにかく、すごい人出でした。人山の向こうに展示物を見るというような状況でした。
エジプト人気の凄まじさに圧倒されました。

そして、二時間ほどかけて、コレクションをみて伝わってきたのは・・

「フランス人の美意識」

だったのです。どうしても、そこに調律してみていかないと、コレクションが際立ってこない。

つまり、自由平等という視点から抜け落ちてしまう祭礼文化、儀礼社会の実相と言うのが読み取る事がなかなかできないような並び方、選ばれ方をしている。あくまで、現代人の側にすりよせてきたエジプト観というような視点で見るように構築されている。曰く、「エジプト人もわれわれと同じようにオシャレに夢中だったのです。」曰く、「エジプト人も我々のようにつかのまの家族の団欒を楽しんだのです」曰く、「エジプトも一部の為政者が庶民と桁違いの生活をしていたのです。」
それは、それで、そこに息づく価値観・美意識を浮き彫りにしてて、フランスの古き良きエジプト趣味の原点が見えて良かったのですが、なにか物足りなかった。

古代において、より人間と精霊が近くに暮らし、神々とさえも交流があった日々の形跡。それがその時代にはあったと思われるのです。

今回の展覧会では、貴族階級としての神官たちのスタイリッシュな生活史というものは見てとる事はできました。しかし、神官達のまごころ、もしくはビジョンというのはそこに湧き上がってこなかった。

そんな、感想でした。

一週間たっても、ぜんぜんまとまってませんでしたね。
あしからず。
[PR]
by toktokpng | 2005-09-11 10:35 | カルチャー