「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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精霊採集

d0023742_2212056.jpg日曜日、中秋の名月でした。
まんまるの優しい光が僕たちを照らしてくれました。
月見と言えば団子。ということで、久々に白玉粉をかってきてまんまる団子を食べました。
もちの米を粉にして、練って丸めて食べるというのは、収穫の時期にこそできた贅沢だったんだろうなぁと思いながら食べました。

月曜はひかりのちからのおかげでしょうか、四時半に起き、あたたかいお茶を手にもって
散歩をし、それから五時間ほど、制作を続けられました。

一個前の記事でも書いたけれど、僕の作品は、収穫のような、または採集の様な物かもしれません。以前、パプアニューギニアで虫の写真を撮る専門家の方に話を聞いた事があって、希少な虫の写真を撮るには、カメラのセットを組んで、そこに虫がとまるであろう場所にピントを合わせておいて、本人は少し離れたとこでレリーズをもって、何日も待つのだそうです。ちょうど意図したフレームのなかに虫が入ってきたら、カシャ。 なかなか根気のいる仕事です。

僕は、時空の中の景色や存在を精霊たちの住むところとして捉えて、その様子を絵にしようとしています。なるべく頭のなかでこねくり回した物ではなく、また、人から聞いた物でも、人が描いた物でもなく、僕のいう、精霊たちの住む空間というのにピントを合わせて、何かを感じ取れた時だけ、感じるままの行為を平面のなかに積み上げていく。そうすることで、僕が感じ取れた物を見えるように残せるようなので、それを続けているのです。

今年、ずっとその事を続けてきて、もうすぐギャラリーでそれを披露することになります。

その積み上げてることが、どうも昆虫採集、もしくは撮影でもいいのですが、その向こうをはって精霊採集と呼びたい感じがするのです。

今朝はその精霊採集がうまくいった。

思いのほかいろんな作業がはかどったので、昼頃なにげなく
「森林公園でもいこうか」
と、言ってみました。
妻が賛成してくれたので、もう二時も過ぎてるというのに出かけていきました。
郊外に住んでるメリットは、深い自然のなかに手っ取り早くいけることですね。

夏をこえた森の木々は、常緑樹も落葉樹も、それぞれに一仕事終えた・・という風合いで、なにか安堵感のようなものを漂わせていました。

また、精霊の溢れる場所と時間に近づきつつあるみたいです。
日々の暮らしの中に、空気のうつりかわりの中に、木々のざわめきの中に。
くれぐれも、見逃さないように!
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by toktokpng | 2005-09-19 22:00 | 創作