「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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新橋あたりの

今朝は寒かった。うららかな先週のイメージが僕らに薄着をさせてるから、この時期の寒さはすぐに話題にのぼります。

三月なのにとか四月なのにとかいいますが、去年もそうだったのに、なんで皆忘れてしまうんだ!とダウンタウンのマッチャンが言ったのに激しく同意したと同僚が話してました。

梅雨時期に冷え込んだり、春先に雪が降ったりしても意外なこととして話題にのぼります。でも、毎年そうですよね。
みんな忘れているわけではなく、頭に「春とはこういうもの。」「夏とはこういうもの。」という感覚の受容体があるのでしょう。
しかし、春も夏も秋も冬も、そのような受容体にすっぽりと入るような日が、さて何日あるでしょう。

「暦によれば」などという言葉を聞けば、理想の季節形が昔にはあったように思いますが、短歌や俳句に季節が多く歌いこまれているのは、やはり先人も、数すくない暦にかなう日を名残り、味わったからなのでしょう。

僕が日々うつろいを見ている桜は首都高が下を走る、新橋あたりの小さな公園の桜です。薄紅よりも新緑が増すその先に、緑のグラデーションが若芽をだす柳につながります。また新しい暦がその先に見えるようでした。
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by toktokpng | 2005-04-12 23:02 | 日常