「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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かんじんやなぎ

「いやな風もあろうに この柳」

僕は高校を卒業するまで、福岡で育ちました。
そこの大手門、大名というあたりにお濠があって、そのわきの歩道は幅が広く、気持ちのよい散歩みちです。並木には柳が植えられていて、今頃は新緑の美しい季節でしょう。
福岡は九州で、南の方だから暖かいのだろうと思われる方も多いでしょうが、実は緯度は東京と変わりませんし、日本海側特有の寒気で、なかなか厳しい冬を向かえます。
さらに、夏には台風も多くこれは関東の比ではありません。

上にあげた句は、その福岡で活躍された仙崖和尚という方の「堪忍柳」というコトバです。
台風の時期、西鉄バスの窓からみえるお濠沿いの柳は、それはそれは激しく揺れて、すべて折れてもおかしくないくらいでした。「よくも、まあ・・・。」というあきれに似た感慨があったので、仙崖さんのコトバに出会ったときは、おもわず吹き出してしまいました。
それは仙崖さんのコトバの特徴でもあって、「思わず、ぷっ。」と「じわ〜ん」が同時にやってくるのです。

昨日は銀座まであるいて行きましたが銀座の柳は、

いやな風などあるの?この柳

といったところでした。

それも、いいかんじ。
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by toktokpng | 2005-04-14 10:11 | 日常