「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


by toktokpng
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

トワイライト

「夕闇」という光がある時間があります。それは陽光が勢いを失い赤みがかって弱まるとき、青暗く空を覆うように広がろうとする力をもつ、赤紫から紺のあの光景のことです。
その後その反語的な光は幻のように消え、闇のみを正体よとしらばっくれます。
でもその幻光はあったのです。実光とともに二つの光ある時間。それがトワイライト。逢間が時ともいいます。
この世のものではないものに、すこしだけ戸をずらして、こちらとつながる隙間―チャンスをもたらす時間帯。

週末福岡に帰ったのは、この世に新しい命が隙間を抜けて来、それが僕の娘だったという幸運の為でした。

福岡は陽が長い。それは東西に日没時で一時間以上の差がある日本で、一つの標準時を使い、一つの平均就労もしくは就学時間を使っている故の差異です。
たまに帰るとその差異を実感します。一日の束縛を終えた勤め人や学生が、友人とまだ日の落ち切らないトワイライトを共有してる。
その時間に未知の希望や夢、わくわく感を、冗談まじりに喋ってる。それが僕の故郷の風景になっています。
トワイライトには機知の創発性が宿ってる。それが福岡出身者に芸事師が多い秘密かもしれません。
[PR]
by toktokpng | 2005-04-26 23:55 | カルチャー