「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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Everyday people

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土曜日。

江戸川を子らを自転車の前後にのせ、散歩。

広い河川敷が青々とした葦や茅をたたえ湿った暖かい空気にそのくさいきれをみたしています。

風をうけ、土手の坂を登り、下り、原っぱで子供とボールあそび。

穏やかな夏の昼下がり。

この時間に、ある人は人と語らい、大笑いしてる。ある人は、汗をかいて作り笑いで働いている。病に臥して苦しんでいる人がいて、戦災の中で泣き崩れている人がある。過去に為した自分の行いを受け入れられずに、しなくてもいい悩みを続けもがいている人もいれば、まさに今、罪を重ねてるひともいる。

精いっぱい、今、手に持ったボールを投げること。

人間にはそれしかできない。それを誰も責めることないし、ことさらに賞賛することもない。

毎日の人達。

とまることなく、余計なことなど考える事など考える間もなく、太陽に顔を向けあっというまに、時を過ぎゆこう。

そのリズム、テンポが、僕ら地上に生きるものに、静かな笑顔でしか表せない喜びを心のなかに呼び覚ます。

この世界を去る時には、その喜びの蓄積だけが、財産なのだ。

きっと。
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by toktokpng | 2006-07-30 00:16