「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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冬の向島百花園

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時折、家族で自転車に乗り、40分ほどいったところにある向島百花園にゆく。
四季を辿って訪れていると、その庭に対する思いも深まってきて愛おしくなる。
百花とはいえ、真冬。そんなに花は多くない。
でも、今日は冬の閑として寂びている庭の景色を心地よく思った。
咲いていたのはボタンと終わりかけの椿と水仙。楚々とした点景がいじらしい。

この庭には、江戸の往時に周りに沢山あったであろう石碑のたぐいを一カ所に集めたように、句碑や記念碑が沢山ある。

今日ふと目に止まったのが、「ニ神石碑」と説明されている石碑だった。

「くくのちの神
 かやのひめの神

このニ柱の神は古事記上巻にある伊邪那岐 伊邪那美 二神が生んだ神話の中に出てくる神で久久能智神は木の神 鹿屋野比売神は野の神である

古事記上巻より」

と書かれている。

かやのひめの神という女神は子どものような姿をしてるんじゃないだろうか。
すこしは手を離して自由に歩かせても見てられるようになってきた3歳の息子。
彼が庭をかける姿をみて、ふとそう思った。

アケビの葉が枯れて、棚に蔦が絡まる様子に野の息吹を感じる。
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冬の姿もいいものだ。
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by toktokpng | 2007-01-13 17:18 | 日常