「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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「青山二郎の目」展

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海の日。今日は午後から仕事の予定だったのに、急にキャンセルになった。放り出された鉄球の軌道の先の様に、ぽっかりと時間ができたので、前から行きたかった世田谷美術館の企画展にいく。

昭和の美術・文化の中に本質的に揺るぎようの無い魂のワクワクと共鳴の影響を遺してくれた、「青山二郎」。
宝箱とガラクタ箱をごっちゃに混ぜたあと、彼に見せたら、無限の価値と美が生まれる。
彼は美は創られるものではなく、見いだす物だという。骨董を見て、陶器を見て、自分の目が美を創るのだと。
彼に見いだされた美が一堂に会した本展示は、美しい光の波動が充ち溢れて、ビリビリしっぱなしだった。

誰が見ても良いものは良い―と言う意味の事も言っている。

彼の収集物は多岐にわたるが、心を子ども並に素直にして見ると、「良い」事が飛びこんでくる、

彼は文化人との交流で有名だ。小林秀雄、加藤唐九郎、北大路魯山人、白州正子・・・。
その白州さんに可愛がられ、色んな事を教えてもらったと言う御婦人が数年前まで、銀座で空想ガレリアという素敵な画廊をやって居られた。僕も卒業したての頃、足繁く通い、空気の中から色んな事を教えてもらった。
今はもう、お年を召して画廊はやられていないと思う。

美術館に行く前から、そんなゆかりのある彼女の事を考えていたら、


美術館でばったり出会ってしまった。何年ぶりだろうか。

こういうのを偶然とは言わない。

これからお茶でも飲もうと思う。
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by toktokpng | 2007-07-16 16:47 | 日常