「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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英語でパーシモンっていいます。国によっては高級果実です。
この時期、あふれんばかりにたわわに実りますが、庭木などでは渋柿のほうが多かったりしますよね。
この渋みはタンニンで鉄分を多く含みます。殺菌防虫効果があるので、このカキシブを集めて和紙にしみこませ、大事な物を包む包装紙なんかも作ったそうです。
以前、沢山の布をカキシブで染めたことがありましたが、味わいぶかく変化にとんだ色が現れます。

そんな役にたつ柿の渋みですが、食べるにはやはりつらいもの。温泉に漬けたり茹でたり干し柿して、渋みを落ち着かせて食べる工夫が僕らの文化には息づいています。

あ、そうそう。越してきたマンションの窓に縄で数珠つなぎになった柿を見ました。干し柿、作ってるんですね。
生活を愛してる人がすんでるんだあ。
いいとこに越してきたな。
そう思わせてくれる一コマでした。
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by toktokpng | 2005-11-29 22:45

引っ越し 完

とうとう引っ越しました・・・。
パプアニューギニアの芸術的彫刻を1725点も所有する世にも珍しい地方自治体、鶴ヶ島市。二年半暮らしましたが、PR活動も力不足でままならず、離れることになってしまいました。

いろんな方に出会い、助けられ、いっしょにイベントを作り出したりもしました。

いくつかの絵もここで生まれましたし、二人の子どもも、ここで出生届をだしました。

ひろい公園が幾つかあり、少し電車にのれば、鄙びた田園へ逃れられる環境は、なかなか味わい深いものでした。

昨日の晩はもう葛飾。ついたときには日がくれてたので、全容はわかりませんがとても良い町のようです。
早速むかいの鉄板焼き屋さんにいったら、気さくに話が出来て、早速、御近所さんです。

色々変わっていきます。色々つながったり、離れたり。

でも、それもまたひとつの物語。

ゆっくりよみすすみます。
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by toktokpng | 2005-11-28 15:07

秋空

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見事な秋空でした。四方見渡しても雲のかけらも見つかりません。

この空に好対照な色の柿をご近所の方がくださいました。それがとても美味しくて・・。

今年は季節の巡りがよかったから、秋の実りが格別だろうと幾度か書いてきましたが、裏付けるようなこの甘味、時の重なりをいただくようで、感謝の念が湧き上がります。

その季節の流れを駒沢の道を歩きながら、このブログに書いたことがありましたが、その駒沢には、柿をくださった方が「仕事が遅くて鶴ヶ島まで帰れないときは、泊まっていきなさい」と言って鍵を貸してくださったマンションがあり、そこから職場へ向かった朝にオリンピック公園の木々をみて気持ちよくなったものでした。

いろんな方と出会い、本当にいろいろとお世話になった鶴ヶ島。

お別れで、来週の日曜日にはもう葛飾です。

最後の日曜にこんな青空をみれて、土地の実りを戴けて、よかった。

ありがとうございました。
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by toktokpng | 2005-11-20 13:57

公園で生き返る~

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赤い実がなる植物をみつけました。会社のそばの公園いろいろ見つかるなあ。面白いなあ。

こういう狭い緑地になにを植えたら四季を感じるかとか、相当の知識と感覚がないとできないですよね。
これもデザイン。

京橋公園というらしいです。
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by toktokpng | 2005-11-18 14:20

科学の戯言

たまには科学ネタをすこし。ADSLってあるじゃないですか。インターネットとかをつなぐ奴。あのADSLのなにがすごいって、DSLがすごいんですね。このDSLって技術は実際電気や電磁波を通すものがあれば、その導体の特性を利用して情報をやり取りできる仕組みなんですね。
だから、みなさん知ってるADSLは電話線でやっていますが、たとえば家庭内配線とかでも情報のやり取りが出来るんです。コンセントを差せばそこからネットにつながる、なーんてことも理論上はできたりするらしいです。

で、もっと、身近なもので電気や電磁波を通すものがありますよね。

みーんなもってます。いまもコレを読んでるひともつかってます。そう、カラダです。

これ、電気通しますよね。ある一定の電気抵抗の特性があれば情報伝達はできるはずです。きっと体は情報伝達できる媒体になります。

そうすると、たとえば情報のつまったホログラフィックキューブをもっている二人が握手をすると、すきな映画や音楽をやり取り出来る、なんていうロマンチックな未来がくるかもしれません。

または、仕事の段取りの確認やタスクの終了報告が引き継ぐ相手の肩を軽くたたくという事で完了したり。

あと、きっと視覚神経に直接データをおくれるようになって、目をつむるともらった映画やらが見えたり。

きっと碧君が40歳くらいのころには普及体制に入ってるでしょう。
そしたら僕は70歳? あーそしたら今忙しくてみれてない映画やらマンガやらまとめて目を瞑ってみてるのかもなあ。「マンガの大人読み」とか最近よく聞きますけど、これは「老人読み」ですね。

おっもしろいなー。
たっのしいなあー。
想像すんの。

え・・・僕だけか。

*ホログラフィックキューブ→角砂糖大の物体の中に何テラバイトもの情報を埋め込むことが出来る次世代の情報記憶装置。
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by toktokpng | 2005-11-17 23:19 | 日常

すきな広告

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広告の仕事をするようになって、好きな広告を見つける事を先輩から言われていましたが、なかなか見つかりませんでした。
これまでも広告をあまり意識して見ることがなかったせいもあるのでしょうが、テレビや雑誌、新聞などに親しむ生活を送ってないというのがおもな理由だと思います。余裕がないんですね。仕事の適性を疑ってしまうような事を書いてしまいました。

でも、今日みつけたんです。電車の中刷りで。

それはサントリーのシングルモルトの広告。有名な「グレンフィディック」「マッカラン」「ラフロイグ」「ボウモア」そしてオリジナルの「白州」「山崎」をそれぞれの蒸留所の写真とともにボトルを配したシリーズ物の素直な広告でした。
コピーの入りかたも、商品の写真もイメージカットも素敵でした。

でも、今の僕はお酒のめないんですけどね・・。

よく飲んでいた頃は、半年に一回とか、特別なシングルモルトをゆっくりバーカウンターで飲んだりとか、そういう幸せももってたのですが、今はまったく無縁ですね・・。

初めてグレンフィディックを飲んだのは、高校生の頃。家の父は僕がかぜぎみだったりすると、よくウイスキーやブランデーを「治るから」などといって、すこし飲ませてくれました。
たいていは安物のウイスキーだったのですが、いつか一度「グレンフィディック」の三角の瓶をもっていて、ほんとうに少し、10ccほど飲ませてくれました。
「うめぇ~」と思ったことを今でも覚えています。
そしてあのグリーンの三角ボトルがいつまでも印象深く頭にのこりました。

広告ひとつで、結構豊かな気持ちになれたり、楽しい想像がふくらんだりするもんですね。

はい・・。いつかそういう仕事が出来るよう精進します。
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by toktokpng | 2005-11-16 23:57

会社のそばのカレー

3月にいまの会社に入ったとき、となりの席の先輩がよく色んなカレー屋さんを教えてくれました。新富~銀座一丁目あたりはほんとにカレーを出す店が多いんですね。特に記憶に残ってるのは、カライライスというカレーを出すお店。
辛みがなんと、カラシの味わいなんでした。古いおみせで結構有名なんだそうですね。

そのほか、あちこち一風変わったカレーのお店がいろいろあります。

最近、持ち帰りのカレーを買ってデスクで食べる事が多くなりました。しかも、肉やさんのカレーです。いろいろ趣向を凝らしたカレーの多い中で、実になんの変哲もないカレーを食べさせてくれます。なんとこの肉やさん、お肉を売ってないのです。揚げ物を売ってるのは見るのですが・・。カレーライス420円、串かつ100円、カキフライ一個60円。組み合わせ自由でこの値段がなんとも駄菓子屋にお小遣いもって遊びに来たような楽しい気分にさせてくれます。

季節もあって、いま僕はこのお店のカキフライにはまってます。アゲタテジューシー、中がフワッとクリーミー。
今日は二個も注文してしまいました。

ビニール袋にいれたカレー弁当を渡して呉れたお爺さんが「いい天気だね、ビルなかで働いてんのがもったいねいや。紅葉だね!」と言っていました。

ほんとにねえ。

でも、おじいさんのカキフライも紅葉に負けないくらい秋を味わわせてくれましたよ。

ありがとうございます。
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by toktokpng | 2005-11-15 23:25

一年の呼吸

書ける時に記事は書いていないと、またいつ、それどころではなくなってしまうかわかりません。

時空間を稜線のように眺めそこに生じる変化にこそ、形態と色彩を見いだして、それをスケッチしていく事が僕の視点ならば、このブログはその観察の旅路における覚え書き。

結構重要なことだと思っているのです。

季節は12月に向かって進んでいます。東京の街は気が早いのでもうクリスマスの様相をディスプレイしているビルなどもありました。
クリスマスは言うまでもなくイエス様の誕生を祝うお祭りですが、現在ではイエス様がお生まれになった日は定かではなく、必ずしも12月25日ではなかったという説が有力なようです。

しかし、また、イエス様以前でも、やはり12月25日はある文化において重要な誕生祭の時期だったといいます。では、誰がお生まれになったというのでしょう。
実はこの時期は太陽が新しく生まれる時期だと考えられていたのです。時間と空間の関係に敏感な感覚を持っていた古代人は、移り変わる太陽の進行を、定点に一本の棒をたて、そこに生じる影を追うことで観察していました。
ただそれだけの事で、人は冬至を発見します。この日を堺に太陽が大地を照らす時間が刻々と長くなってゆきます。まだまだ厳しい冬の気候がつづくその時期に賢い人々は太陽が一度死にまた蘇る兆しを見つけ、それを祝ったのです。

このような意味において、クリスマスの時期はあなたがクリスチャンであろうとなかろうと、地上にくらす人々にとって意味ある重要な時間なんだと言うことができます。

この時期を象徴している色は赤です。

時空のスケッチをしていて見えるこの時期の色は赤なんです。

そして四季を通じて地球と太陽と月がリズミカルに呼吸をすると共にその色は変わって行きます。

2月、ふきのとうが芽吹くころ時空の色は赤から薄いピンクになります。そして桜が咲く頃には藤色に。暖かさを取り戻す5月のころには薄いブルーとなり、雨のつづく日々に深い碧をたたえます。冗漫な夏にはビリジアンを、残暑の頃に鮮やかなグリーンがパッと開きます。10月の頃にはその色が黄色になって、秋のふかまりとともに赤みがかってきます。ジワジワとオレンジ色になりながら一気に真っ赤まで駆け上る。その一歩手前が「今」です。
一周すると虹色になる、大地の呼吸。その輪っかの中で僕らは生きています。

心が発する色彩も、時空の色の変化に併せてコーディネートしていく。そんな生き方をしてる人は幸運を呼び込むようです。

さっきそんな人のオーラを街角で見つけて、うらやましくおもいました。

やはり生きてるんだから、お洒落でいないとねぇ。

目に見えないところから先に。

・・デキテナイナア。

精進しまっす!
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by toktokpng | 2005-11-15 00:07

山茶花おわる

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晩秋ですね。もうサザンカが咲いてますって記事を書いたのはいつ頃でしたっけ。
いまはもう、おおかた散ってしまって、はなびらも疲れています。

街なかには、常緑樹が多く色づき燃える木々を見ることはまれです。

11月はじめの日曜日、仕事でお世話になっているかたから誘われて、富士五湖に行く機会がありました。
そのころはまだ一面の紅葉というわけではありませんでしたが、深い緑と黄と赤が混在して、美しかったのを思い出します。

今頃は真っ赤に燃えているのでしょう。

プラタナスの葉をかさこそとふみならす。

そのあたりに季節を見つけつつ、気持ちは冬支度をはじめます。

葉っぱの皆さんお疲れさまでした。
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by toktokpng | 2005-11-14 13:29

決まりました

住むとこが決まりました。
土曜日に妻が先週見つけた物件を見に行きました。
実は部屋の中は見ていなかったのですが、間取り図や家の周りの様子を見てほぼ気持ちは固まっていました。そして、いざ内装を妻の目で見て、「OK!」

という事で住む場所が決まり今月末には引っ越しです。

いくつか新しい家具も用意する予定です。限られた予算の中で、いろいろと思いを巡らすのは楽しい物です。

絵を描くスペースも確保してもらえる事になりそうです。

すこし広めのバルコニーがあるので、子どもたちの遊び場になればと思っています。

会社まで30分前後。現在は1時間半ほどかかっているので少しは気持ちが楽になりそうです。

都会の要素はなにもない下町ですが、生活するにはもってこいだと思います。

この土日は二年半住んだ鶴ヶ島を散歩したりして過ごしました。
短い時間でしたが、碧と佳花にとってこの町は故郷になりました。
なんども散歩した芝生の広場。ここは芝生の畑で数年前は勝手に入るとおこられたそうですが、今は犬を散歩させたり、キャッチボールをしたり、地主さんの計らいでしょうか、みんなの憩いの場になっていました。高いもののない広々とした空は、ひょっとしたらそんなに身近なものではなくなるのかもしれません。

晩秋の青々としたそらに広がるダイナミックな雲。この雲は、この空は、あのパプアニューギニアともつながっているんだよなあ、そしてこれから行く葛飾の空とも。

こんなあたりまえのことが不思議に感じられる。不思議な事はそっとしておきたい。

不思議なままに、空をみていたい。

芝生を走り回る碧は、こんなこと、どうでもいいんだろうな。

希望を胸に、また明日からウィークデイの始まりです。
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by toktokpng | 2005-11-13 21:03 | 日常