「らうん」とは僕がかつて暮らしたパプアの言葉で「旅する・ぶらぶらする」という意味です。光を描く画家、八坂圭が日々を見つめ、愛し、感じた事を福岡からつづっています。


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今日は飯田橋にある画廊へ挨拶にいきました。来年、個展をやりませんかと誘っていただいたので、時期を相談しにいったのです。
そして、2007年秋の連休の時期に決めてきました。

きっと、絵が好きなみなさんを楽しませられる展示にしますので、楽しみにしてください。

その画廊で、大学時代の助手さんに出会いました。ちょうどその画廊でグループ展をやってらしたのです。7つ年上ですが、学生のときと同じようにタメ口で話します。それは最近の僕がぜったいにしないことの一つです。

気兼ねなく話し、気持ちは学生の頃に瞬時にもどります。その頃の共通の友人のことを思いだします。奇遇でした。

夜、ウルルンでパプアニューギニアを写していました。この回は僕も顔見知りの方が手伝った撮影で、実はその方はこの放映を待たないでおなくなりになりました。彼の遺作となった今日の番組、色んなことを思い出させてくれました。

ご冥福をお祈りします。

ニューギニアの太陽を、僕も僕なりに表現し続けていきます。
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by toktokpng | 2006-01-29 23:13 | 創作
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上野、東京都美術館でやっています。

深く印象にのこる作品が四つもありました。これは、多いほうです。

一つ目。平安時代の「阿弥陀如来座像」。あたたかな表情に心打たれました。

二つ目。「伝狩野元信 伯牙弾琴図」これについてはあとで。

三つ目。桃山の頃の「瀬戸黒茶碗」茶碗の内の景色が素晴らしく、あーこの茶碗で一服出来たらさぞ気持ちよいだろうなあ、と思いました。

四つ目。尾形光琳の「布袋図」 なんと到底したモノの捉え方、と胸を打たれました。

さて、二番目の「伯牙弾琴図」。
狩野元信が手になったと伝えられるこの絵をみて、僕は「絵っていいなあ~」と改めて思いました。
伯牙という琴の名手が深山幽谷を背にして爪弾き、それを供を連れた大夫が静かに聞き入って居る絵でした。その響きが峻険にこだまし、木々の深い緑のなか耳だけを澄まし、その山水のなかに溶けてゆく心地がその絵を見ていると頭のなかに広がります。

一枚の白黒の端的な絵の中に、音も色も空気もある。

キャプションをみると、伯牙がこの大夫を自分の琴の最大の理解者と敬い、彼が亡くなった後この琴の名手は弦を切り二度と演奏しなかったとあり、この絵はそのような故事をモチーフに描くかれているようです。そのような故事を映画で撮ることもできるでしょう。しかし、この絵をみたときのイメージの広がりは、映画では見るものにもたらさないのではないか。言わずもがなの部分を描かないことによってありありと鑑賞者の魂によび起こす。これが絵画の醍醐味だと思います。

いままで狩野派の絵にそれほど心惹かれることはなかったのですが、初期にはこのような洒脱なものがあったのだと、嬉しくなりました。

このメアリー・バーク女史のコレクションは、コレクターの日本文化への好意に満ちた理解を感じさせる充実の内容で、日本人として気持ちの晴れ晴れとするものでした。

3月5日まで。みなさんもよかったら、是非。
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by toktokpng | 2006-01-28 15:53

週末前

金曜の夜。
今週の土日は休みが取れそうです。
会社には、土日出勤の同僚が多そうでした。
頭がさがります。

パプアニューギニアでマラリアにかかり、なおってからしばらくお酒に拒否反応をしめしていたのですが、どうやら最近少し飲めるようになったようです。
なんでも飲めるというわけではないようで、ワインをすこし。
それくらいがちょうどよいようです。

妻と僕のさいきんのお気に入りは「カルロ・ロッシ」というカリフォルニアのテーブルワイン。
やすくて、毎日にちょうどよい。

今日はそれを蕎猪口でひとくち。

ほかほかしてきたら、寝ようと思います。

では、みなさん、良い週末を。
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by toktokpng | 2006-01-28 01:10 | 日常

寒のゆるみ

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今日の銀座は気持ちよい晴れです。

ながかった寒波の覆いが、つかの間解けたような優しい空気が流れています。

こんな日は、人の仕事も争いなくスムーズに進むといいですね。

はたして、はたして・・。
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by toktokpng | 2006-01-25 15:03

昨夜の梅

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今朝もう一度、梅の木を見てきました。今度は様子が伝わるでしょうか。携帯のカメラに花が写るほどに近づくと、甘くて幾重にもかさなるような独特の香りが鼻先をかすめます。

あぁ、各地の梅園はいまこの香りが溢れて、美しいのだろうな。

忙しく、花を見に行けない時は、記憶の中の梅園を訪ねましょう。

僕にはやはり、生まれ育った福岡の太宰府天満宮。出来すぎた風景が、訪れた頃十代だった僕には白々しくおもえていたのですが、いま、記憶のなかでその庭を歩いてみると、得難い貴重な場所であるように思われます。飛梅の里。

皆さんの梅園はいかがですか?
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by toktokpng | 2006-01-25 09:38

梅の花

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見えるだろうか。
帰り道、道端に梅が咲いていた。
木の丈30センチほど。盆栽を露地に植え替えたような格好。

小さな体にこれでもかと言うほど花房をつけ、良い香りをはなっている。

殺風景で、唐突だが、なにかいじらしい美しさがある。

梅の微笑みに、光をもらった家路の途中。
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by toktokpng | 2006-01-24 23:19

ふと思った

"Can you picture mother earth in a palm of your hand."

そういう歌い出しのこの曲は、昨年晩秋に発売されたスティービー・ワンダーのアルバムに収められています。

「手のひらのうえに、母なる地球を思い描いてみて・・。」

iPod shuffleから繰り返し流れるこの曲の歌い出しが何度か、実感をともなって僕に響いてきました。

母なる地球を、手の中に。想像して。

こんなに愛おしい、まあるい一つの命。

呼吸し、揺らぎ、脈打っています。

そういうビジョンを持つだけで、何もかもがかけがえなく思えます。

この、命の中に生きている僕ら一人一人。

この命の中で生かされている、僕らの命。

忘れがちだけど、結構大事なものです。自分にとってではなく。
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by toktokpng | 2006-01-24 10:30

こどもの城

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今朝もまだ外には雪が残って、白い世界。

「でも二日も続けて休めたのに、どこにも行かないのももったいないね」
「じゃあ、こどもの城にいこう!」
という、妻の一言で今日の計画が決まりました。

23区内にすんでると、こういう時ほんとに便利だなとおもいます。
雪の中、電車を乗り継いで青山へ。
素敵な事がひとつ。子供も一緒にでかけるとき、乳母車が不可欠なのですが、
そのときに立ちはだかるのが駅の階段。何度も乗り換える場合など、夫婦で一騒ぎです。
バリアフリー。ユニバーサルデザイン。そういう事がなかなか広がってない事を、こういう立場で初めて知ります。
しかし、京成高砂から表参道まで、すべての昇降にエレベーターがありました。
乗り継ぎは押上で一度なのですが、五回エレベーターをつかいます。
一回も階段の上下はなし。これはなんだか、高砂から表参道まで、道が開けたような気分でした。

無事、岡本太郎の「こどもの樹」に迎えられ、初、こどもの城。

楽しかったです。よーく遊んでました。
二歳児にはまだ使えない施設もいっぱいありましたが、
これからの楽しみという事で。

いろんな所のこどもたちがここに集まってあそんでる。
肌の色、目の色の違うこどもたちも沢山いました。

また、こようね。
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by toktokpng | 2006-01-22 22:08 | 日常

大雪

果たして、降りましたね。

朝おきると、すでに真っ白でした。
寝不足の頭をかかえつつ、寒さのあまりもう一度ふとんに潜り込みました。
子や妻もおなじにしました。

今日はそとへ出るのは止めよう。

日頃一緒に居られない子供たちと、家の中で騒いで過ごします。
ここのところ風邪気味だった息子は、今週食欲が無いとの事。

でも、今晩のブリ大根はよく食べていました。
おいしかったね。

この季節の大根はほんとに甘みがあってうまい。
こうやって雪の降る大地の下で、糖分をその根茎のなかに蓄えているのですね。
寒さの中、植物も動物もエネルギーを内に貯めます。
メイプルシロップなんかもほんとに寒い寒い地方で採れるものなのは、
寒さが厳しければ厳しいほど、綺羅のようなエネルギーを内に秘める事ができる
証かもしれません。

僕らの中にもなにか蓄えられているのだろうか。

春への希望?
慎ましさや誠のこころ?

わからないけど、雪の日にじっと家族で過ごすのも
いいものです。
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by toktokpng | 2006-01-22 00:35 | 日常

雪はふるのか

今晩は、タクシーです。

そういう帰宅方法になることもままある業界だと言われています。

ずいぶん冷え込んでますね。明日あたり雪が降ると職場では噂しあっていましたが、どうなのでしょう。

太陽の運行はクリスマスの頃を境にして、刻々と勢いを戻しつつあるのですが、僕らが感じる寒さのピークは毎年2月ごろ。太陽の復活を皮膚で感じるのは、3月も半ばを過ぎる頃でしょうか。

1日の間でも、日が昼天に登りその勢いを最大にする時と、暖かさがピークを迎える時間には大体二時間のずれがある。

この、「2ヶ月」や「2時間」のズレという現象に、僕はなにか大事な意味を感じ続けています。

どこかで大事な理念や概念が完成して、それが生活空間、現実の世の中に反映されていくのにはタイムラグがある。あるけれども、太陽のようにビジョンが固まっていれば、かならずそれは現実に現れてくる。毎日温かい昼が巡ってくるように。

ただ、ビジョンが生まれたとき、そのときは、そのビジョンを抱くその人しか、そのぬくもりはしらない、他の人びとには今夜のような冬なのです。

もう確実に日は昇っています。しかしまだ寒さは続きます。

そういう日々を、僕らは過ごしています。

幸多かれ。
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by toktokpng | 2006-01-21 02:42