小さな旅の予定
2007年 01月 17日
朝、ラジオで熱海にはもう梅が咲いたと言っていた。太平洋の黒潮をうけて、あたたかい風が吹き、昔から熱海ではこの時期に梅がさくという。
来月、連休の頃にそこへ旅をしようと思っている。土日祝日は全く急に、前触れもなくランダムに出勤日となるため、休みの日の計画を立てるのはなるべく控えているのだが、今回は父の快気祝で家族が集まろうというのだから、会社にも事前に了解を取って計画することにした。
ひと月先の一泊の旅行を楽しみにする事ができる幸せをかみしめる。不謹慎だがこれも父が大病をしてくれたお陰だ。大義名分ができた。病に感謝。
梅の時期、熱海の美術館では尾形光琳の「紅白梅図屏風」が公開される。この「国宝」は、国の指導で展示期間を定められて、いつも見られるわけではない。
それをみんなで見に行こうという話。さらに、還暦の祝いも含めて。
絵も梅も海も食事も楽しみだ。東海道線から見る空は海を映したように碧く、心がどこまでも遠く広がって行くような気がする。
いつも乗るこの浅草線の最終電車。この路線は成田から京成線-浅草線-京急線とつながって、久里浜や三崎口につながる。そう、太平洋へとつながってるんだ。ルーチンのなかにいる限り届くことはないが、旅の予定を思いながら乗る電車は、心なしか海の息吹きを運んでくれた。
とにかく、元気になってくれてよかった。
ありがとう。
by toktokpng
| 2007-01-17 00:44